“hemp”とは？マリファナとの違いを解説！
近年話題のCBDですが、様々な製品が発売されており、その効果や効能も幅広く年々人気を高めています。
健康維持やお肌のメンテナンス、精神面でも効果が期待できることでも年齢性別関係なく話題となっています。
またCBD関連のことを調べていると必ずと言っていいほど目にする“hemp”
今回はその”hemp”について意味などをご紹介していきます。
“hemp”とは？
Hemp(ヘンプ)とは昔から栽培されてきた大麻(おおあさ)のことです。
日本で大麻という文字だけを見ると、いわゆるマリファナや大麻(たいま)という違法性のあるものに直結しがちですが、CBD自体は違法性のあるものとは異なります。
前提として日本に流通しているCBD関連の商品は国の安全基準を満たしたものなので、安心して利用することができます。
Hemp(ヘンプ)について
アサ科アサ属の植物で、英語では「カンナビス」、日本語では「大麻」 です。
「大麻」という大きなくくりの中に、「ヘンプ」と「マリファナ」が属していますが同じ種の中で、違いがあるのです。
大麻には３つの品種があります。
- 薬用型
- 中間型
- 繊維型
という、３つの品種です。
この違いは、大麻に含まれる、THC（テトラヒドロカンナビノール）とCBD（カンナビジオール）の２つの”成分の割合”で決まります。
THCは強い陶酔作用があり、摂取すると所謂「ハイ」といわれる、一種の混乱状態になります。
CBDはTHCのような陶酔作用はほとんどなく、摂取すると「リラックス」した状態になると言われています。
大麻の３つ品種の、THCとCBDの割合は以下のようになります。
【薬用型】
THCが2〜25%含まれ、CBDをあまり含まない。
【中間型】
THCとCBDが同じくらい含まれる。
※作用としてはTHCに支配される。
【繊維型】
CBDがTHCよりも多く含まれ、THCが0.25%未満。
一般的に「大麻＝ハイ」と思いがちですが、大麻の中にはハイにならない繊維型という品種もあり、それがhemp(ヘンプ)と呼ばれています。
違法薬物であるマリファナは大麻を乾燥させたものなど液体化させたものなど様々なものが取り締まりの対象となっています。
これらに使われるような大麻品種（THC成分をたくさん含み陶酔作用があるもの）はTHCが10％～20％程度含まれています。
一方でhemp(ヘンプ)はTHCをほとんど含まず、薬物として乱用される心配や危険性が無いため、通常の農作物としても扱われています。
hemp(ヘンプ)は実から絞ったオイルが化粧品やシャンプーに使用されることもあります。
日本では古くから栽培されていたので、外来種のように他の植物に悪い影響を及ぼすことなく、土地改良や地球温暖化防止の役目も果たしており、環境負担が低く、利用価値の高い、地球に優しい植物だというところでも近年ますます注目を集めています。
あらゆる製品に利用できることから、限りある資源といわれる石油製品にとって代わる資源としても注目を浴びています。
日本でのhemp(ヘンプ)の規制について
海外では農作物として製品開発などが進んでいますが、日本ではマリファナもヘンプも規制対象となっています。
日本の法律上、マリファナとヘンプの区別はありません。
すべての「大麻」が規制の対象となっています。
日本で大麻を栽培するには、都道府県長から認可を受ける必要があり、
たとえ産業用ヘンプであっても認可を受ける難易度は高いというのが日本国内の現状です。
まとめ
hemp(ヘンプ)とは大麻の一種であり、マリファナとは種の違いで同じ大麻ではありますが、
大麻に含まれるTHCとCBDの割合によって作用が大きく異なり
hempには有害であるTHCがほとんど含まれておらず、海外では一般的に農作物として広く開発されています。
日本国内ではマリファナもヘンプも規制の対象であるため、栽培などには許可が必要であり、その敷居は高いものとなっています。
hempの主成分であるCBDが注目を集めていることからhempにも注目が集まっており、
hemp関連商品として多くCBDも出てきますが、CBD関連商品にもhemp関連商品がでてくるという連鎖が起きています。
hempもCBDも美容成分やリラックス効果などさまざまな研究結果が世界で公表されており、日本国内では国の安全基準を満たしたものだけが流通しているので
安心して購入、使用することができます。
それでも心配な場合はしっかりと成分表などを熟読し、納得できるものを購入し安心して試してみる事をおすすめします。
ですが、hempというだけで偏見を持つよりも使用用途などに合わせて安全性の確認ができた良い製品は試してみるのも良いかもしれません。
大麻とCBDとの関連性についてより詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください！
