最近大注目されているCBDオイル。
CBDオイルとは、大麻草に含まれる成分の一つであるCBD(カンナビジオール)を中心に抽出したオイルのことです。
大麻草と聞くとぎょっとする方もいるかもしれませんが、日本の大麻取締法で使用が禁止されているのはTHCと呼ばれる精神作用をもつ成分のこと。
CBDは同じ大麻草から抽出された成分であっても、ハイになったりする精神作用、依存性や中毒性がなく、日本でも安全性が認められており、様々なメリットがある成分です。
CBDオイルはリラックス効果やストレス緩和効果があると言われ、最近ではシーシャ(水タバコ)店でもCBDを使用したシーシャ(水タバコ)が提供されていたり、飲食店や美容業界でも取り入れられるなど、今話題の製品です。
今回はCBDオイルの使い方や効果的な摂取の仕方について説明します。
CBDオイルについてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事で解説していますので参考にしてください。
CBDオイルの使い方
CBDオイルの主成分である「カンナビジオール」には、不安や心配を取り除いて、体や心がリラックスするのをサポートしてくれる作用があります。 それだけでなく、慢性的な痛みや気分の落ち込み、ストレスを軽減する効果、安眠効果も期待できるとも言われています。
リラックスしたい時やストレスを感じた時、睡眠による悩みを抱えているときなどに使用すると効果を得られるでしょう。
使い方としては健康増進や症状の改善など、目的により必要量は大きく異なります。
痛み、不安、発作、不眠など摂取目的を明確に定め、少量から徐々に増量していき、目的に合った適量を探してみてください。
少量ではマイルドな覚醒作用、用量が多くなるにつれリラックス効果が大きくなります。
日中にいきなり大量に摂取するとリラックスしすぎて眠くなったり、仕事や勉強、運転などに支障をきたすといったことも考えられますので、使い方や時間帯を考えながら少しずつから試すのが基本的な使い方です。
CBDオイルの1日あたりの摂取量
成人:痛みや不安、てんかん発作、不眠など明瞭な症状がある場合、1回 0.25-0.5mg/kg(体重 60kg で 15-30mg)1日2回 程度
健康増進目的や効果を急がない場合は、CBD 3-10mg を 1 日 1 回からの使用がおすすめです。
CBDオイルの摂取方法は?
CBDオイルの摂取する際はいくつか方法があります。
- 舌下投与
CBDオイルを舌の下へ滴下し、2 ~ 3 分以上飲み込まずにキープします。粘膜からの吸収は消化管からより良好で、肝臓での代謝も避けられるため、速やかにより良い効果が得られるといわれています。
CBDオイルを舌下投与した場合、個人差はありますが効果は約15分~1時間ほどで出ます。
- 直接飲み込む
味や口の違和感などを理由に舌下への滴下が難しい場合は食べ物や飲み物に混ぜたり、市販の空カプセルに入れて飲むという方法もあります。
しかし、直接飲み込む方法は胃酸や肝臓によって代謝の影響を受けてしまうので、効果は舌下投与と比べるとやや劣ります。
- 経皮摂取
CBDオイルの経皮摂取とは、ローションや軟膏、オイルなどを直接皮膚に塗布して吸収する方法です。
経皮摂取は、CBDオイルを皮膚の毛穴から経皮吸収させるためCBDが直接血液中に到達することがなく、舌下投与のような全身性の作用は現れません。
この方法は足の痛みなど局所的な痛みの緩和などに使われることが多いです。
心や身体全体をリラックスさせたい場合などは向いていないでしょう。
- 吸入摂取
吸入摂取は電子タバコや気化器などでCBDオイルを気化して、それを吸い込むことでCBDを直接肺に吸収させる方法です。
直接肺に吸収させることで、数秒~10分程度でCBDの効果を感じることができますが、
吸入摂取は効果の発現が早い反面、持続時間が30分~1時間ほどしかないという特徴もあるため、長時間の効果を期待する場合には吸入摂取ではなく舌下投与を選ぶ方が効率的です。
これらを踏まえると、舌下投与が一番効果的なことがうかがえます。
もう少し詳しく説明すると、舌の裏側には大きな血管があるのですが、CBDオイルを舌下摂取する際にはその血管からCBDが吸収されます。
CBDオイルを直接飲んで摂取すると先述した通り、食道や胃、肝臓などを通ってから血管に入るため時間がかかりますが、舌下投与の場合は摂取してすぐに血管に入るため、効果が短時間で出るという利点があります。
まとめ
今回はCBDオイルの使い方や摂取量、摂取方法について詳しく解説しました。
舌下投与が専用の器具などを購入する必要もなく手軽に効率的に摂取できる方法です。
CBDオイルの舌下投与は舌の下にオイルを垂らすだけ、という方法なので、とても簡単そうに見えますが慣れるまでは少し手こずる方もいるかもしれません。
舌の下にCBDオイルを滴下するので滴下するスポイトの先端が見づらく、CBDオイルを何滴垂らしたか確かめることが難しいという声もあります。
難しいと感じる方や慣れるまでは鏡を見ながら摂取するなど工夫してください。