リラックス効果やストレス緩和効果、さまざまなメリットをもたらすと有名なCBD。
CBDとは、CannaBiDiol(カンナビジオール)の略称で、植物の麻(大麻草)から抽出される成分のことを指します。
最近ではCBDを配合したオイルやリキッドが多数販売されており、シーシャ(水タバコ)のフレーバーに垂らして吸ったり、グミなどの食べ物に配合して販売されていることも多いですね。
そんなCBDの効果時間、持続時間はどれくらいなのか気になっている方も多いのではないでしょうか。
実は摂取方法によっても効果時間が異なります。
今回この記事ではCBDの効果時間や持続時間を摂取方法ごとに解説していきます。
これからCBDの使用を考えている方にも参考になればと思います。
そもそもCBDって何?という方は、こちらの記事に詳しく記載してありますので参考にしてください。
CBDの効果時間は?
■経口摂取の場合
経口摂取は、CBDオイルやCBDカプセルを口の中に入れて飲み込む方法です。
薬やサプリメントと同じように口に入れて飲み込めばいいだけなので、手軽で簡単にCBDを摂取できるというメリットがあります。
しかし、CBDオイルやCBDカプセルを飲み込んだ後に通る消化管や肝臓には、消化機能や解毒分解機能があります。
そのため、経口摂取の場合は実際に吸収されるCBD量が少なくなってしまう、というデメリットもあります。
消化・分解されると、摂取したCBD量の約6〜20%のみ、効果時間は30分から2時間ほどかかって血液中に到達し、効果を現します。
CBD量も少なくなってしまううえ、効果が現れるまでの時間が少し長く感じますね。
経口摂取の場合は摂取が手軽な分、期待する効果を得るためには想像以上のCBD量が必要になったり、効果が出るまでに時間がかかったりすることがあるということです。
ですが、経口摂取したCBDは、体内に最大6〜12時間とどまり、長い効果時間を発揮するというメリットがあるので、効果を出すのには時間がかかってもいいので長い時間効果を持続させたい、という方はCBDの経口摂取が向いているでしょう。
■経皮摂取の場合
CBD製品の中にはオイル、ローションやクリームなどの形で販売されていて、直接皮膚に塗布できるものもあります。
この経皮摂取の場合は、CBDを皮膚の毛穴から経皮吸収させるため、CBDが直接血液中に到達することはほとんどありません。
そのため、全身への効果は少ないですが部分的な痛みの緩和や鎮痛作用にはとても優れている方法です。
CBDを塗布すると、そのうち最大50%が吸収され、塗布した部分のみにおいて効果を現します。
CBDを経皮摂取した場合、効果が出るまでの時間(効果時間)は約25分~120分です。
経皮摂取は全身的なリラックス効果や慢性的な症状の緩和が期待できる方法ではなく、あくまでも局所的な痛みなどに効果があるもの、として認識しておきましょう。
■VAPE(ベイプ)摂取の場合
ベイプ摂取は電子タバコやアークペン、気化器などを使うことで気化したCBDを直接肺に吸収させる方法です。
直接肺に吸収させることで、他の方法に比べ速い速度でCBDを吸収することができます。
効果が現れる時間も数秒~10分と非常に短く、効果をすぐに実感したいという方に向いている方法です。
また、摂取したCBD量の最大56%を血液中に到達させ効果を現すことができることから、ベイプはCBDを摂取する最も効果的な方法としても知られています。
デメリットとしてはべイプは効果が出るまでが速い反面、効果の持続時間は1時間ほどしかないという点です。
長い効果時間が欲しいという場合にはベイプ摂取以外の方法をおすすめします。
また、最近ではシーシャ(水タバコ)店などでCBDが摂取できる「CBDシーシャ(水タバコ)」と呼ばれるものを提供しているお店も増えているようです。
シーシャ(水タバコ)とは、水パイプを使用して火皿で燃えたたばこの煙を水にくぐらせ、ろ過された煙を吸うという喫煙方法のひとつです。
煙が水を通ることで冷やされるため、味わいがやわらかくなり吸いやすく、色んなフレーバーを楽しめるので今注目されています。
自身でベイプなどの器具を揃えたりするのに不安がある方はCBDシーシャ(水タバコ)で試してみてはいかがでしょうか。
■舌下摂取の場合
舌下摂取は、CBDオイルなどを舌の下にを垂らして90秒から2分程度維持して摂取する方法です。
垂らしたオイルがすべて舌下から吸収されるわけではないため、口の中に残ったオイルは経口摂取と同じように飲み込むことになりますが、CBDの舌下摂取は効果が1番あるとも言われています。
理由としては、CBDが舌の裏側に存在する太い血管から直接吸収されるという点や、ほとんどのCBDが経口摂取のように消化管や肝臓を通過する必要がなく、消化・分解されにくいという点で舌下摂取は優れているといえます。
効果が現れるまでの時間がとても短く、15分~1時間で効果が現れることや、摂取した量の最大35%ものCBDが血液中に到達できる、という吸収率の高さが舌下摂取のポイントです。
さらにCBDの効果時間は、最大8時間も持続することが期待できます。
しかし舌下摂取は舌の下にCBDを滴下しなければならないため、スポイトが見えないなど難しいと感じる方も少なくないようです。
慣れるまでは鏡を見ながら摂取するなど工夫してみてください。
まとめ
CBDの効果時間や持続時間などを摂取方法ごとに解説しました。
摂取するタイミングや目的、個人差によっても異なりますので、いろいろ試して自身にあった摂取方法や摂取量を見つけてみてください。