CBDドリンクとは?
CBDドリンクとは、大麻から違法性のあるTHC(テトラヒドロカンナビノール)を取り除いた、CBD成分を含む飲料のことです。
CBDには、ストレス緩和、鎮痛作用、リラックス促進、気分向上などの効果があると言われています。
CBDが含まれているCBDドリンクには上記のような効果が期待でき、さらにお酒を飲んだ後の二日酔いのようなネガティブな副作用もないとされています。
コロナ禍で飲み会の機会も減ったこともありアルコール消費量が減少に転じている現在、アルコール/ノンアルコールを問わず、次世代の飲料としてCBDドリンクへ注目が集まっています。
CBDはグミやオイルなども販売されていますが、飲料だけでも、ビール・ワイン・スピリッツ・コーヒー・紅茶・水・コンブチャ・ジュース・スポーツドリンクなど様々なジャンルに広がりを見せています。
CBDは大麻から抽出された成分のため、それだけを聞くと「CBDは危険なもの」「やばそう」などのイメージを持たれがちですが、大麻が違法とされているのは依存性やハイになる成分が含まれているTHC(テトラヒドロカンナビノール)のこと。
CBDは同じ大麻から抽出された成分であっても、違法性のあるTHC(テトラヒドロカンナビノール)を取り除いた成分で、依存性もハイになることもなく安全で合法な成分です。
厚生労働省も認可済みのものですので安心してください。
CBDについて詳しくはこちらの記事をご覧ください
CBDドリンクの効果は?
人間には「エンドカンナビノイド」というシステムがあり、これは気分やホルモン、痛みの感じ方、ストレスなどといった様々なものを調整するのに重要な役割を持っています。
CBDはこのエンドカンナビノイドシステムをサポートする効果があると言われています。
セロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質に影響を与えて自律神経を整えてくれるため、ストレスを緩和したり、不安を軽減してリラックス効果を得られる効果もあります。
このCBDが含まれている飲み物がCBDドリンクで、先述した通り「ストレス緩和」、「リラックス促進」、「気分向上」などの効果があると言われています。
CBDドリンクの注目度
CBDドリンクの市場は、2023年までに年平均成長率74.7%を推定されており、
市場規模はZenith Globalの調べでは、2018年8600万ドル(約95億円)、2019年2億2700万ドル(約250憶ドル)、2020年4億7200万ドル(約518億円)、2021年7億7300万ドル(約804億円)、2022年11億ドル(約1200憶円)、2023年14億ドル(約1500億円)にものぼっています。
既に、コンステレーション・ブランズ、ディアジオ、モルソン・クアーズなどの大手酒類メーカーも積極投資に乗り出しており、さらにCBDの利用は、世界アンチ・ドーピング機構でも認められていることから、スポーツ界やオートレースでも有望視されているようです。
今後、次世代のエナジードリンクのような扱いになる未来も遠くないはずです。
エナジードリンクとの違いは?
CBDドリンクは有名な「レッドブル」や「モンスター」などのエナジードリンクとはどう違うのでしょうか。
一番の違いは「CBD成分」が含まれているかどうかです。
レッドブルやモンスターなどのエナジードリンクはCBD成分を含んでおらず、また最近コンビニなどでもよく見かける「チルアウト」(リラックスをテーマにしたドリンク)にも入っていません。
エナジードリンクはカフェインが含まれていることから眠気覚ましや勉強や仕事の合間などに飲まれることが多いですが、CBDドリンクではどんなシーンで飲むとよいのでしょうか。
CBDドリンク「CBDX」を販売している飲料メーカー「チェリオ」広報担当者によると、「心や体を開放し、自分らしい時間を過ごしたいとき、ゆるやかにコミュニケーションをとりたいときなどにおすすめしたい」とのこと。
簡単に言うとエナジードリンクはここぞという時の気合を入れるシーンで飲むもの、CBDドリンクはリラックスしてチルしたいときに飲むもの、というイメージですね。
まとめ
今回はCBDドリンクとは何か、効果やエナジードリンクとの違いを解説しました。
お酒でもリラックス効果やストレス緩和を図ることができますが二日酔いや身体への負担などがあるため、次世代のドリンクとして注目されているCBDドリンクを一度試してみるのもよさそうです。
危険性など心配する方も少なくないと思いますが、CBDはハイになる成分や依存性がある危険な成分は含まれておらず重大な副作用も報告されていません。
もし身体への懸念や心配がある場合は、かかりつけ医に相談の上で試してみてください。