大麻の可能性を取り入れる主流ブランドが増え、スキンケアや食品などの日常製品に様々な形で大麻が配合されるようになってきました。
最近注目されているのは、CBDとTHCという2つの化合物です。
大麻は、自然界に存在するカンナビノイドと呼ばれる化合物を含んだ濃い物質を作ります。
カンナビノイド(cannabinoid)現在、大麻に含まれるカンナビノイドは100種類以上が確認されています。最も一般的なカンナビノイドは次の2つです。 CBD(カンナビジオール)と THC(テトラヒドロカンナビノール)です。
CBDとTHCはどちらも大麻に由来するものですが、その性質は大きく異なります。CBDとTHCの違いは、栽培に使われる植物だけではなく、化学構造、人体への影響、潜在的な健康効果、さらには化合物の合法性にまで及んでいます。
多くの国でヘンプやその他の大麻製品(CBDオイルなど)の使用が合法化されつつある中、消費者の好奇心は高まっており、大麻植物についての基本的な理解と、CBDとTHCの違いを知っておくことは、自分にとって最適な製品を選ぶ際に役立つでしょう。
CBDについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。
CBD・THCの効果・効能は?
CBD(カンナビジオール)=深いリラックス作用が得られる(合法)
大麻草の茎や種子から抽出される成分で脳に働きかけ、鎮静化作用があり、神経に直接作用し、セロトニンやドーパミンといった神経伝達物質に対して反応するため、慢性的なストレスの緩和につながると考えられています。
よく勘違いされる効果としてあげられる「気分の高揚=ハイ状態」や、中毒性はありません。
THC(テトラヒドロカンナビノール)=ハイになり、中毒性がある(非合法)
大麻草の花、穂、葉、根から抽出される成分で精神に働きかけ、中毒性があり、違法薬物としての大麻成分で、医療用大麻などに含まれています。
吸引すると、「ハイ」になるといった精神作用を引き起こして依存性があるため、日本では麻薬に分類され規制されています。
CBD製品を選ぶ時の注意
CBD製品を個人輸入で海外のショップから手に入れる場合は注意が必要です。
海外のショップで販売されているCBDは、個人使用目的の少量であっても厚労省と税関の輸入許可がなければ、手に入れることができません。
たとえショップで問題なく発送できたとしても、確実に税関で止められ、海外のCBD製品の原料について成分分析表・製造工程表をメーカーから取り寄せて厚労省の確認を取ってから、税関でTHCの含有検査を行い、問題がないと判断されない限り、届くことはありません。
海外から化粧品やサプリメントを個人輸入する人は増えていますが、CBD製品に関しては個人輸入ではなく、国内で販売されている合法の物を選ぶといいでしょう。
*必ずTHCフリーのものを選びましょう。
まとめ
最近増えてきた大麻由来の物質や製品について解説させていただきました。
CBDを含む商品は今後増えていくと思いますが、この記事を参考に、THCを含まない合法の製品かを判断し、大麻由来だからと言って嫌煙せず、健康目的で試してみるのもおすすめです。
CBDとTHCは大麻由来の成分です。CBDと大麻の違いについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。