【2022最新版】日本での大麻使用は合法？CBDとの関連性とは！

2022 9/06

2022年9月6日

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なぜ大麻所持は違法で大麻使用は合法なのか

　覚醒剤やシンナーなど違法薬物については、売買や所持だけではなく「使用」も犯罪ですが、大麻については「使用」を罰する規定は厳密には存在していないんです。よく目にする大麻関連の逮捕のニュースの多くは大麻を所持していることが原因です。稀に大麻を栽培していることで逮捕される人もいますが笑

先程も述べた通り、大麻の使用自体に処罰規定は設けられていませんが、通常大麻を使用するときはほぼ間違いなく所持しています。大麻を所持せず使用することは基本的にはあり得ないと認識して良いでしょう。

なお、大麻取締法では次の行為が規制対象になっています。

・所持

・栽培

・譲渡、譲受

・輸出、輸入

上記の規制対象を見て「大麻を使用するだけだったらやっぱ大丈夫じゃん」と安易に考えないでください！原則として日本では大麻は”違法”と考えたほうが無難です。友人がやっているから、一度試してみたいから、こんな軽い気持ちで逮捕されるよりも世の中には楽しいことがたくさんありますよ笑

”大麻ダメ、絶対”

実は関係が深い日本と大麻

日本で麻は古くから神聖な植物として扱われ、神社のしめ縄や、衣服の原料など様々な用途で使われてきました。日本に植生する麻は、カンナビス・サティバ・Lの一種でありながら、向精神効果をもたらすTHCはごくごく微量しか含まれないヘンプと呼ばれるもので、含有するTHCは0.3％以下であるために、ハイになる効果はほとんどありませんでした。1940年には、繊維の需要拡大によって麻の栽培が奨励され、当時の農林省が日本原麻株式会社を設立した。当時は合法どころか生産が推奨されていたんです。

　しかし戦後の日本では、戦勝国であるアメリカの定めたマリファナに関する政策の影響を受けることになります。連合国軍総司令部（GHQ）が、降伏の条件を明文化したポツダム宣言をベースに、1947年に大麻取締規則を、そして産業大麻を規制するために起案された大麻取締法を公布しました。この２つの法律が原因で日本では生活の一部にもなっていた麻が強引な形で違法なものになってしまいました。神事のために許可を受けて栽培される一部の麻を除き、麻の栽培や所持は事実上、違法になってしまったのです。

元々麻を生活の一部に取り入れてきた日本人には「大麻を吸う」文化はありませんでした。しかし1970年代にはヒッピー文化が入ってくるのと同時期に日本でも娯楽目的で大麻を吸う人が増え、規制もより厳しくなってきました。当時の新聞でさえ大麻については賛否両論があったくらいなんです。「大麻≒麻薬」と思っている人も多い現代では想像もつきませんね。

CBDとの関連性は？

CBDとは、大麻草から抽出された「カンナビジオール」と呼ばれる天然成分のことを指します。大麻草が原材料であることから「CBD＝大麻＝違法」というイメージを思い浮かべがちですが、日本ではCBDの違法性はありません。

では、なぜCBDは違法ではないのでしょうか？その理由は、CBDの成分に関係しています。1948年より施行された大麻取締法によると、日本で違法とされているのは「大麻草の葉と花穂とそれらを使用した製品」であり、「大麻草の成熟した茎もしくは種子とそれらを使用した製品」は違法の対象から除外されています。

したがって、大麻草の成熟した茎や種子から抽出した成分であるCBD製品は、日本では合法であり、所持したり使用したりすることで法律に触れるということはありません。そのため、「CBD＝違法性のある大麻とは別もの＝合法」という認識が正しいことになります。

CBDについて詳しくはこちら

CBDとTHCとの違いは？

多くの人が想像する大麻やマリファナの作用は、THC（テトラヒドロカンナビノール）と呼ばれる成分に起因しています。このTHCは、精神作用性が強く、陶酔作用や、場合によっては精神錯乱や幻覚・幻聴を引き起こすことがあります。このTHCの化合物を主成分としているのが、マリファナなどの脱法ハーブ・危険ドラッグで、これらは日本の法律で禁止されています。

CBDとTHCは、どちらも大麻草に由来する成分であるため、CBDとTHCの作用をつい混同してしまいがちですが、これらは全く異なる化合物なのです。CBDは大麻草の茎や種子から抽出されるのに対して、THCは大麻草の葉や花穂から抽出されます。そもそも性質や構造式が全く異なるため、体に与える作用も大きく違います。そのため、CBDオイルやCBDウォーターを摂取しても、依存性や危険性が全くないので安全です。

CBDとTHCについて詳しくはこちら！