大麻は日本では禁止されており、大麻の使用・所持で逮捕されたニュースなども目にしたことがある方も多いと思います。
しかし、その大麻が合法な国も存在しています。
今回は大麻が合法な国をご紹介します。
大麻(マリファナ)とは?
大麻(マリファナ)は「大麻草」から作られるもので、ほかにもハッパ、マリファナ、グラス、チョコ、ガンジャ、ハシッシュ、野菜、ヘンプなどと様々な名称で呼ばれています。
大麻には精神依存性があり、日本では法律により規制されています。
なぜ禁止されている?
大麻が法律で禁じられている理由については下記の事項が挙げられます。
(1)急性の身体あるいは精神障害が激しい
(2)繰り返し使用することで明らかに身体あるいは精神に障害をきたす
(3)依存性が極めて高い
(4)大多数の人が使用により障害をきたす
大麻を乱用すると、記憶や学習能力、知覚を変化させてしまうと言われており、乱用を続けると何もやる気のない状態が続いたり、人格が変わってしまったり、大麻精神病等を引き起こし、社会生活に適応できなくなるケースもあります。
これらの理由から大麻は違法なものとなっています。
大麻が合法な国はどこ?
嗜好・医療目的で大麻が合法な国としては
・ウルグアイ
・カナダ
・メキシコ
・南アフリカ
・ジョージア
・グアム
・マルタ共和国
とされています。
しかし、これらの国以外にも完全に違法とはせず、国により州など一部の区域では嗜好目的の非犯罪化もしくは医療目的で合法化している国もあります。
アメリカ合衆国、ポルトガル、イスラエル、ベルギーなどの国は非犯罪化or医療目的で合法としています。
※国の情勢などによって変わっている可能性もありますので注意してください。
日本でも合法の大麻がある?!
大麻は日本ではNGとされていますが、実は大麻から抽出したものでも合法な成分もあるってご存知でしたか?
CBDといって日本でも最近注目を集めている成分なのですが、
CannaBiDiol(カンナビジオール)の略称で、植物の麻(大麻草)から抽出される成分を指します。
最近ではCBDを配合したオイルやリキッドが多数販売されており、シーシャ(水タバコ)のフレーバーに垂らして吸ったり、グミなどの食べ物に配合して販売されていることも多いです。
CBDは大麻草から抽出されたといっても、WHO(世界保健機関)で安全性が認められています。
なぜCBDは合法かつ危険性がないのか?と疑問を持つ方も多いと思いますが、CBDについては大麻の症状とされている幻覚作用などを引き起こす成分が含まれていないからです。
大麻に危険性があるとされているのは、大麻に含まれる有害成分、THC (テトラヒドロカンナビノール) というものです。
THCは劇的な精神活性作用 (キマる、ハイになるなどと言われるような状態) があることからマリファナの原料にもなっており、日本を含む多くの国で規制対象とされています。
一方で、大麻草の種子や成熟した茎から抽出されるCBDはそうした危険性や作用がなく、規制の対象外となり、むしろCBDはリラックス効果など身体へ良い効果をもたらすとも言われています。
これだけ聞くと驚く方や信じられないという方もいるかと思います。
CBDについてはこちらの記事で詳しく説明していますので気になる方は参考にしてみてください。
まとめ
大麻(マリファナ)は日本では禁止されていますが、合法な国や完全に合法まではいかなくとも目的や用途によってはOKとされている国も少なくないですね。
国によって大麻のあり方や考え方が変わってきているところもあるため今後も変化が起こるかもしれません。
今回は大麻が合法な国やCBDについても少し解説を行いました。気になる方はぜひいろいろ調べてみてください。